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日本で人気のD2Cブランド4選、創業きっかけとDS.INSIGHT活用例

2021/09/22

近年、海外や国内を問わず熱い視線を集めているD2C
その大きな特徴として、仲介を挟まないことからメーカーと消費者の距離が近いことが挙げられます。
創業者が持つ明確な夢や想いをブランドで実現できると、その世界観に共感する顧客が増えやすくなります。

国内人気D2Cブランド立ち上げのきっかけを調べてみると、日常に転がる小さな気づきや疑問が鍵となっていることがわかりました。

今回の記事では、数ある国内D2Cブランドの中から検索数の多いブランドを4つピックアップし、各ブランドの創業のきっかけについてまとめました。
「そもそもD2Cってなに?」という方は、ぜひこちらの記事もご覧ください!

▼参考記事
https://corp.chipper.co.jp/media/d2c/2325/


また、マーケットリサーチに用いるツールのうち、DS.INSIGHTを活用しペルソナの具体的な分析例をご紹介します。

DS.INSIGHTは、ヤフーの行動ビックデータを分析することができ、指定したキーワードの年代・性別、一緒に検索したキーワードのボリュームなどが可視化されます。(データは統計化されており、個人の特定はできません)

この記事はこのような方向けに書いています
  • D2Cブランド立ち上げきっかけの事例を知りたい方
  • マーケティングリサーチツールの使用例を知りたい方

 

レディースアパレルD2C

17kg

韓国系レディースファッションを超プチプラ値段で取り扱う、若い世代の女子向けアパレルブランド。
「そんなにお金を持っていないユーザーの子でも、めちゃめちゃおしゃれができるようにしたい」という思いから立ち上げた17kgは、インスタを中心に若い世代の女子から圧倒的な人気を誇っています。
日本のプチプラとは少し違った、韓国ファッションの個性的な世界観を低価格で誰でも楽しめるブランドを確立したいと代表の塚原健司氏は語ります。

https://17kg.shop/

 

COHINA

ディレクターの田中絢子氏が低身長で、かつて洋服選びに困った経験から生まれたアパレルブランドです。
その特徴は、ターゲットを身長155cm以下の女性に絞っていること。
田中氏自身、「可愛いものを探す」というよりは「サイズにあった洋服を探す」ことが多かったことから、「好き」と「ぴったり」の両方を叶える素敵な服を作るため大学時代に起業しました。

「身長を理由に何かを諦めることを社会から無くしていきたい」という田中氏の思いがきっかけで生まれたCOHINAは、地道なコンテンツ配信の継続が功を奏し、現在Instagram20万人のフォロワーを抱え多くの人から絶大な支持を誇っています。「新しいものと永く続くものを繋げて時代のうねりを生み出す」社会の実現を目指しています。

https://cohina.net/

マーケリサーチツールを用いると、同じレディース系アパレルでも、そのペルソナの明確な違いを数字を通して明らかにすることができます。
ツールはいくつかありますが、今回はDS.INSIGHTを使用し二つのブランドを比較してみます。
DS.INSIGHTでは、指定したキーワードで検索したユーザーの年代・性別・一緒に検索したキーワードのボリュームなど、行動ビッグデータを分析することができます。
以下は「17kg」と「COHINA」で分析し比較した結果です。

17kgCOHINAともに女性の割合が90%を占めている一方で、違いは年代層に顕著に現れています。

17kgの検索ユーザー層をみると、10代が最も多い49%20代が27%と続き30代が5%と一気に下がります。
特筆すべきは40代の数字です。30代で一度下がった数字が、40代になると11%まで上がっています。

一方でCOHINAの検索ユーザー年代層は、一番多いのが20代の30%、続いて30代が27%でしたが、17kgで最も数の多かった10代は9%に留まりました。

以上のことから、17kgの顧客層は10−20代、COHINA20−30代であることが数字で明らかになります。
17kgにおいて40代の数値が上がっているのは、ターゲット層の母親世代が娘のために「17kg」で検索していることが考えられます。

 

栄養食D2C

BASEFOOD

「主食をイノベーションし、健康を当たり前に」というミッションを掲げるベースフード株式会社のBASEFOODは、完全栄養の主食を取り扱っています。
代表の橋下氏がIT企業勤務時代に「主食だけで健康になれないか?」と考えたことがきっかけで立ち上げたブランドです。

パンやパスタを食べるだけで一食に必要な栄養素が全て摂れるBASEFOODは、忙しい毎日を送り人でも手軽に栄養バランスが良い、美味しくて体にいいものを摂れることから人気を呼び、2021818日時点で累計販売数は1000万食を突破しました。
誰にとっても必要であるはずの「健康な食事」を簡単に、誰の元にも栄養バランスが届く社会である「栄養のインフラ」を目指しています。

https://basefood.co.jp/

 

GREEN SPOON

「簡便に健康な食が手に入るプロダクトを創りたい」という思いで創業したGREEN SPOON。

自分の体に必要な野菜、フルーツを知り、簡単に楽しく健康な食生活を続けていくようサポートしてくれる定額制パーソナルスムージーを扱う新しいウェルネスブランドです。楽しい食のヘルスケア習慣を身につけ、自分を大切にする実感が、「自分を好きでい続けられる人生」に繋がることを目指しています。

https://green-spoon.jp/

二つのブランドをDS.INSIGHTで分析したところ、検索する層の年代はほどんど同じだったものの、性別に数値の違いが見られました。

続いて、それぞれのキーワードを検索した前後に何を調べたかを表す「時系列キーワード」を分析したところ、以下のような分析結果が見られました。

「BASEFOOD」の前後に検索されたワード

「BASEFOOD」の前に検索されたワードを見てみると、「完全食」、「マッスルデリ」、「pfcバランス」といったワードが並んでいます。体づくりに興味を持ち全般的に調べていた人が、検索を進めるうちにBASEFOODに辿り着き、具体的な商品名で検索するようになったことが伺えます。

 

「GREEN SPOON」の前後に検索されたワード

一方で「GREEN SPOON」は、前に検索されたワードに「diptyque」や「gelato pique」「baycrews」など、「BASEFOOD」で検索した際よりレディース向けプロダクト関連のワードが目立つことから、女性向けのメディアで紹介され、記事を読んだ後にプロダクト名で直接検索されたことが予想されます。

 

終わりに

熱い視線を集めているD2Cブランドは、立ち上げのきっかけに目を向けると創業者の身近な思いからプロダクトに発展していることが分かります。代理店や小売店を介さず、消費者とダイレクトに取引を行うD2Cだからこそ、世界観の構築をより効果的に実現することができます。

また、DS.INSIGHTをはじめとしたマーケティングリサーチツールを用いることで、新規事業立ち上げのペルソナ策定や、ターゲティングへの活用が見込まれます。

chipperでは、誰もが自然に夢を叶えられる世界の実現に向けて、 D2Cビジネス立ち上げの支援を行なっております。
叶えたい夢がある、自分のD2Cブランドを通して身近な問題を解決したい、などのご相談がある方はぜひお問い合わせください。