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楽天ECCと良好な関係を築き、売上を伸ばそう!

2022/12/19

こんにちは、chipper佐久間です。

今回は、楽天で売上を上げるために非常に重要となる楽天ECCとの付き合い方について説明していきます。

弊社が楽天運用のコンサルに入る中で、楽天ECCとの関係を蔑ろにしてる店舗運営者が多いと感じています。
楽天ECCと良相な関係を築くことができれば、店舗運営をする際に大きなメリットをもたらしてくれるので、ぜひ最後まで読んでいって店舗の売上向上へ役立てください!

 

この記事はこのような方向けに書いています
  • 楽天店舗運営を任されたけど、どこから手をつければ良いかわからない人

  • 楽天ECCの存在は知っているけど、何をしてくれるのかわからない
  • どのように関係性を築き、店舗運営に活かして行けば良いかわからない人

 

どこかの記事で、楽天ECCはうざい!みたいなのを見たことがあります。
私の経験上、どの店舗担当ECCでも全然そんなことなくて、むしろとてもお世話になっています。
楽天ECCとの関係を築く重要性を下記で説明して行きます。
では、早速行きましょう!

 

楽天ECCとは

楽天ECコンサルタント(以下、楽天ECC)とは、楽天市場に出店している小売業者のパートナーとして無料で売上・利益向上のサポートをするコンサルティングサービスです。
主に楽天市場を運営する小売業者を対象にしたサービスで、楽天市場での商品の配信や商品ページのデザインや文言の改善、広告メニューの紹介などマーケティング活動の改善などをアドバイスすることが可能です。

 

どのような仕事をしているか

楽天ECCは実際にどのような仕事を仕事をしているのでしょうか?
売上向上につながる、広告の選定や販売の提案、検索SEO改善、LPO(ページ修正)提案、イベントやお得な情報の告知、新機能の導入連絡などを主に行っています。
常に約100~200以上の店舗を1人担当し、電話やチャットでコミュニケーションを主に行っています。
そして、楽天内部の人間にしか知り得ない情報を持っているというのが大きな特徴です。

▼ 楽天ECCが把握している情報一覧 (一例)

  • 各カテゴリ店舗がどのくらい売れているか。売上が伸びている店舗がどんな施策を行なったか等の成功事例
  • お得なイベント情報
  • 楽天ECCの交渉がなければ、得ることができない広告枠

上記の例だけでも、十分に有益な情報と権利を持っていますよね。

具体的な店舗や商品がどれくらい売れているか等は共有してもらえないですが、コンサルタントはこれらの定量データを基に施策のアドバイスを行ってくれるので重要です。

また、特集参加権やイベント期間中の一部広告枠はコンサルタント経由でないと購入できません。

これらを融通してもらうためには、日頃から彼らのメリットをしっかり理解したうえで良好な関係値を構築していく事が大切です。

楽天ECCの評価指標を理解して関係構築に活かす

楽天ECCは楽天株式会社の社員です。
それぞれに与えられた目標があり、評価される指標があります。
評価指標を理解する事で、どうしたら楽天ECCと良好な関係構築を理解できるので、
下記を理解したうえで、日々のコミュニケーションをとっていきましょう。

楽天ECCの評価指標

  • 担当店舗の広告費を増やす
  • 店舗の流通額を増やす

楽天ECCの立場からすれば、できるだけ上記の2つのポイントを重視したいということは頭に入れておく必要があります。
また、自分たちの店舗は楽天ECCからしてみれば100~200店舗担当しているうちの1つだということも頭に入れておかなければなりません。
楽天ECCは自分の担当店舗の流通額と広告費をどう効率的に増やしていくかを考えているので、自社のポテンシャルと売上を伸ばす意欲をしっかり共有していく事が重要です。
※但し、一部のコンサルタントは意欲を示しても無下な対応やそもそも連絡がとれない方もいます。この場合は担当変更の申し出をしましょう。

 

具体的な楽天ECCとの繋がり方

楽天ECCと関係と良い関係を気づけば、大きなメリットがあることは説明した通りです。
では実際にどのようにして楽天ECCの方と関係を築けば良いのでしょうか?

 

①楽天RMSに入り、担当ECCを確認に電話で挨拶し、Viberを繋げてもらう

楽天ECCの方に電話で挨拶をし、Viberというチャットアプリに繋げてもらいましょう。
RMS記載の電話番号から連絡も可能ですが、楽天ECCの対応スピードがかなり遅くなってしまうので、基本的にはこのViberで楽天ECCの方と連絡をとって行きます。
※下記画像のところから連絡をしましょう。

ecc

 

②楽天ECCの方に相談をする

Viberで楽天ECCの方と繋がったら、挨拶をして早速店舗運営に関する質問をして行きましょう。
ここで重要なのが、上記で説明した楽天ECCはなにを持って社内で評価されるかを意識してコミュニケーションを取ることです。
楽天ECCに人に協力してもらうためには、楽天ECCに人にメリットがなければなりませんよね。
具体的には、広告にお金使いたいという話が良いでしょう。(今はない場合は、将来的にという含みを持たせて伝えてください)
楽天ECCの人に、広告にお金を使ってくれる店舗だと認識してもらうことで、楽天ECCの中の自社店舗の優先順位が上がります。

 

③具体的な広告の相談をする

広告にお金を使いたいことを伝え、実際にどのように自社商品でどのような広告を出したら良いかを相談しましょう。
楽天ECCは他店舗の情報、楽天市場の特性、商材の特性を知っています。
自分たちだけで考えるより、良い広告戦略を立てることができるでしょう。
※具体的な広告戦略の考え方について、RPPの具体的な考え方TDAの具体的な考え方についても記事を作成しました。
興味のある方はぜひそちらも読んでみてください。

④感謝を伝えましょう

楽天ECCの方も人間ですので、損得だけで全てを判断するわけではありません。(と勝手に思ってます)
例え、使うお金がちょっと少なかったとしても気持ちよく仕事ができる店舗にリソースを使いたいと考えるはずです。
100~200店舗も管理していれば、店舗ごとに優先順位がつくのは必然です。
であるならば、楽天ECCの方に気持ち良く仕事をしてもらって、ECCの方の中で優先順位の高い店舗の一つに入りましょう。

 

関係を構築すると売上が上がる?実体験に基づく事例

この章では私自身が楽天ECCの方に協力してもらった事例を共有して行きたいと思います。
具体的には、

  • 稼働している商品を査定してもらい、スーパーDEAL・スーパーSALEサーチをかけた方が良い商品を選定
  • 競合店舗の売上、その店舗で行った施策とその効果の共有
  • 通常は告知されない情報の共有
  • 楽天ECCが社内で交渉しなければ獲得できない広告枠を獲得

…etc

上記などがあります。

実際には上記に加えて、広告のペルソナ設定の相談や店舗全体の施策の相談など、多くのことを教えてもらいました。
これらを協力の結果、相談前の期間比で+120%程売上が増加しており、とても感謝しています。

このように楽天ECCの方と良い関係を築くことができれば、店舗運営で大事なことをたくさん教えてもらうことができます。
そして、自分の中で楽天市場に対する知見も溜まっていきます。

 

最後に

上記で楽天ECCの方はすごい!ということを説明してきました。
しかし、楽天ECCの方も人間ですので、仕事に重きを置いている方とそうではない方がいます。
生活において、仕事が最優先の人もいれば、それ以外の自分の時間が最優先という方もいますよね。
その考え方に良し悪しはありませんが、自店舗を担当してくれるECCの方が前者の考えの方がやっぱり良いですよね。
自店舗を担当してくれる、担当の楽天ECCは選ぶことはできず、完全に運です。
それは受け入れなければならない事実です。
それを加味した上で、できる限り楽天ECCの方に協力してもらえるようにコミュニケーションを取りましょう。

私自身は、複数楽天店舗を運営していますので、店舗Aの担当ECCから聞いた情報を、店舗Bにも横展開しなが運営をしています。
他店舗の情報を他にも生かすことができるのが、運営代行会社へ依頼する大きな1つのメリットになってます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
楽天ECCの方と良好な関係を築き、店舗の売上を上げて行きましょう!

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