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Webディレクターの役割と身につけておくべきスキル

2021/10/12

近年ますます変化の激しくなっているWeb業界。
昨年から続くコロナ禍の影響もあり、ECでのモノ・サービス販売に乗り出す事業者の方も増加しています。

Webサイトを制作するためには、様々な役割を持つメンバーが集まって一つのWebサイトをつくりあげています。
そこで円滑にWebサイト制作を進行するためのポジションである、「Webディレクター」の役割と身につけておくべきスキルについて解説します。
Webディレクターの役割は多岐に渡っており、本記事だけではすべてをお伝えすることができないので、今回の内容には含まれていない内容は改めてまとめていきます。

※専門知識がなくとも簡易的にWebサイトを制作できるツールやサービスもありますが、chipperのサポート内容に合わせて今回はそういったツールやサービスを用いないサイト制作についての解説となります

 

この記事はこのような方向けに書いています
  • Webディレクションに興味がある
  • どのようにWebサイト制作が進行していくかわからない
  • プロジェクトメンバーとの関わり方で悩んでいる

 

Webディレクターとは

Webディレクターとは、Webサイト制作においてクライアントや社内メンバー、パートナーなどプロジェクトに関わるメンバーつなぐハブの役割を担うポジションです。

「進行管理」と表現されることもありますが、ただ進行状況を管理するのではなく、プロジェクトがクオリティ的・時間的・心情的に円滑な進行していくように、広い視野を持ってプロジェクトを動かしていく必要があります。

 

Web制作に関わる主な職種

制作する内容や規模などによってメンバー構成は異なりますが、Webサイト制作には下記のような役割を持つメンバーが介在することが多いです。

 

・マーケター
市場調査や競合分析などを通して、サービスやモノをどのように売り出していくかの戦略を立案します。

 

・Webデザイナー
サイト全体の見た目的なデザインだけではなく、UIやUX・ブランドの想いやコンセプトなどを複合的に考えながら、サイト設計を行います。

 

・フォトグラファー
デザイナーやクリエイティブディレクターとすり合わせをしながら、ブランドの想いを写真や映像を通して伝えます。

 

・ライター
サイトに記載する、文章やキャッチコピーを通して、ブランドの想いを言葉で伝えます。

 

・クリエイティブディレクター
デザイン・写真・文章などのクリエイティブ面での方向性確認や進行管理を、マーケターなど他部門の視点も考えながら統括します。
▼クリエイティブディレクターについてはこちらの記事をご参照ください

 

・フロントエンドエンジニア
写真や文章を含めたデザイン設計を実際のWebページに反映し、エンドユーザーがWeb上でサイトを見えるよう構築していきます。

 

・バックエンドエンジニア
エンドユーザーが実際には見ることのない、サーバー構築などを担っています。

 

なぜWebディレクターが必要か

Webサイト制作は、単に「Webサイト」というある一つの成果物を納品すれば終わりというわけではありません。

例えば商品を販売するECサイトを制作する場合、マーケティングの観点では戦略的に「この時期にサイトをリリースして、こういったPRを行っていく」といった動きを考えています。

エンジニアなどの制作側の観点とマーケティング側の観点では普段みている範囲が異なるので、それぞれの認識がズレているとプロジェクト自体が当初のスケジュール通りに進まなくなってしまうのです。
冒頭にも記載した通りWebディレクターには、プロジェクトメンバーのハブとなって情報やスケジュールを管理し、メンバー間でのコミュニケーションを促進することで、プロジェクト全体を円滑に進行していく役割が求められています。

 

Webディレクターが身につけておくべきスキル・マインドセット

さて、それでは実際にWebディレクターとしてどのようなスキルやマインドセットを身につけておけばいいのでしょうか。
具体的に解説していきます。

 

クリティカルパス

クリティカルパスとは、プロジェクトの工程をプロジェクト開始から終了まで書き出した際に、「どこかの工程が終わらないと着手できない工程」という、他の工程に依存する工程を結んでできるプロジェクト完遂までの最長経路を指します。

クリティカルパスの一つの工程が遅れるとプロジェクト全体の進行に遅れが出てしまうため、Web制作に限らず様々なプロジェクトにおいて非常に重要な考えです。
プロジェクト全体を見回し、クリティカルパスに当てはまる工程を早い段階で見極め注意を払い、遅れないよう対策や対応をしていく必要があります。

 

<クリティカルパスの例>
身近な例で分かりやすいよう、パスタ作りをプロジェクトに見立ててみましょう。

図のようなソースの準備と麺の準備で分けた際に、どこがクリティカルパスになり、料理が仕上がるまでどれくらい時間がかかるでしょうか。

正解は、こちらです。
料理が仕上がるまでには、15分かかります。

 

実際のWebサイト制作プロジェクトでは、様々な役割を担うメンバーが様々な工程を進めていくので、もっと複雑な工程表になりますが、基本的な考え方は変わりません。

 

コミュニケーションスキル

一つのプロジェクトには、経験も役職も年齢も異なる様々なメンバーが集まっていることが多いです。
そういったメンバーとコミュニケーションをとると言っても、どのようにすればいいのか迷う方もいると思いますので、私自身が心掛けていることをお伝えします。

 

①専門用語ではなく共通言語を使う
特にクライアントの窓口担当の方や社内メンバーで、これまでWebサイト制作やECでの販売に携わってきていなかったという方や業界未経験という方も多くいらっしゃいます。
また、これまでWebサイト制作に携わってきた方でも「コーディングに関わる専門用語がわからない」「マーケティング用語がわからない」ということもあるでしょう。

もちろん自分自身で調べることも必要ですが、小さいストレスを感じないよう専門用語はなるべく共通言語でコミュニケーションを取るように意識をしています。

▼参考
EC未経験からECコンサルタントへ

 

②手を動かさない
Webディレクターの中には、多少HTMLが書けたり、Photoshopで画像の加工ができたりする人もいると思います。
しかしディレクター自身が手を動かし作業に集中してしまうと、全体が見えなくなってしまいディレクション業務が疎かになってしまいます

なるべくディレクター自身が手を動かさないで済むような体制を構築しておきながら、視野を広く持ち緊急時には柔軟にサポートをしていくことが、プロジェクト全体を進行していくためには必要です。

 

③最新の情報やトレンドにアンテナを貼る
特にWeb業界では、日々新技術や新情報が誕生し、トレンドが移り変わっていきます。
もちろんすべての新技術やトレンドを取り入れればいいという訳ではありません。
時代の流れと新技術などの特性・リスクを考慮しながら、今進行しているプロジェクトに生かせるものを取り入れていけるように、知見をためていくことが重要です。

 

おわりに

今回は、Webディレクターの役割と身につけていくべきスキルについてまとめました。しかし、この内容はあくまでも概要に過ぎません。
より詳細な内容や、一つのチームとしてクライアントとともにプロジェクトに取り組むchipperの様子が伝わるような内容も、今後発信してまいりますので、ぜひご一読ください。