弊社は、自社EC運用支援、Amazon(アマゾン)・楽天・Yahooショッピング・Qoo10・メルカリShopsの運用支援代行/コンサルティングまで様々なご支援をしております。中でもQoo10は、プチプラコスメや韓国コスメにおけるEC事業拡大のために欠かせないチャネルとして運用されるケースが増加しております。
感度の高いメーカー様でも、ブランド運用をする上でどのモールに出店するべきか?と検討されているかと思います。
Qoo10は、プチプラコスメや韓国コスメと相性がとても良く、戦略次第で売上アップを狙うことができます。
また、Qoo10自体がSNS戦略に力を入れれており、新規顧客が外部からどんどん入ってくる構造になっているため、イベントで売上の向上が見込めます。
そのほかQoo10活用として、単純な売上向上だけではなく、Qoo10ユーザーが10代〜30代がメインのため最近の流行を追うためにテストマーケティングとして活用することができます。
今回は、プチプラコスメメーカー様や韓国コスメメーカー様に他モールよりQoo10へ出店するメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
現在のQoo10利用ユーザーは10代後半から20代、30代女性が主要ユーザーになります。
Qoo10はSNS戦略に力を入れており、TikTok, Instagramから新規流入が多くあります。また10代〜30代女性ユーザーの割合は7割ほどを占めます。そのため冒頭で説明したように、10代〜30代女性ユーザーをターゲットにしている商品のテストマーケティングの場として活用することができます。
Qoo10ではセールイベント「メガ割」の影響力が非常に大きいです。メガ割時の売上は通常売上の3倍〜6倍になります。
メガ割開催時にはQoo10側がインターネット広告を行う積極的に集客をしてくれます。
特に、TikTok・Instagram・Twitterで挙げられた商品が売れ、在庫がなくなるケースが多く散見されます。
メガ割は年4回開催され、この集客力はQoo10に出店するメリットの一つになります。
Qoo10出店にかかる初期費用0円と、なんと”無料”となっています。
月額固定費もかからず、販売手数料のみ発生となります。
発生するのは販売手数料の6〜10%(コスメジャンルは10%)となります。
楽天市場での出店費用は最低でも年間30万円以上の固定費がかかるのと比較するとQoo10の出店のリスクはかなり低いと言えます。
上記でQoo10の出店リスクが低いと説明しましたが、出店のリスクが低い反面、Qoo10内でブランド品の転売が多く行われています。
お客様がQoo10で商品を購入する際は、お客様視点ではどのショップから買ったかについて考えることは少なく、むしろ正規ブランドから直接買ったと認識されるケースがほとんどです。
そのため、転売屋から購入した商品に不備があった場合、ユーザークレームが直接メーカーに問い合わせがいってしまうケースがほとんどです。メーカーの知らぬところで流通しているといった事例もあり、ブランドイメージの低下リスクが高いです。だからこそコスメジャンルのメーカーは、公式としてQoo10の出店を行い、ユーザーの購入ルートを作ることが重要です。
Qoo10出店の際に初動を取るのに有効的な手段になりますが、ショップ/商品ページなどの販売実績、レビュー数が貯まっていないと購入率が悪い傾向があります。
基本的な流れとしてはショップ売れ筋商品を作るために、Qoo10内のタイムセール広告で販売実績を作っていき、メガ割でさらに売上を伸ばすというのが基本的な流れになりますが、実績があるブランドやSNSでバズっている商品は別です。
すでに実績があるブランドやSNSでバズっている商品などの”売れる商品”につきましては、出店と同時にQoo10負担のプロモーションをいただくことがあります。このプロモーション枠を獲得することができれば、ショップ内をお祭り状態を演出することができ、その他クーポンなどの施策で購入率を上げ、販売実績を出店と同時に作ることができます。
販売実績を作ることができればそのままメガ割で売上を刈り取りにいくことができます。これがプチプラコスメメーカー様や韓国コスメメーカー様がQoo10に出店すべき理由の一つになります。
Qoo10はWeb広告を中心にプロモーションを行っており、Qoo10ユーザー特性が10代〜30代女性であるため上記で触れました通りSNSのバズと連動して売れ筋商品を作るという観点で相性が良いです。
また、Qoo10の売れ筋商品をSNSで取り上げられた場合、さらにSNSからの流入が見込めるためSNSの動向をチェックをしておきましょう。
Qoo10の特性上、ターゲットが10代〜30代女性のため、商品の効果測定にも向いております。
その理由の一つとして広告コストが低い点が挙げられます。
タイムセール広告では、1枠掲載で5,000円、6,000円での掲載が可能です。
商品によって広告の相性があり、組み合わせ次第にもよりますが、基本的な広告費は他モールと比べ低いので、効果測定の回数を回すことができます。
あくまで個人的な所感ですが、Qoo10管理画面はまだ少し使いづらいです。
特に分析画面では購入者の年代、性別等を深掘りできないことがあり、広告の費用対効果についてもCSVデータから自身で計算する工数がかかってしまいます。
ただしQoo10ではシステムのアップデートが定期的に行われているため今後の改善に期待です。
Qoo10運用時の大きな課題としては、広告の設定に作業工数がかかってしまう点です。
例えば、タイムセールの入札がメガ割の場合、朝10時にQoo10の管理画面に張り付いて、1商品ずつ手作業で入札しなければいけないので、複数商品を露出枠で獲得する場合は複数人で行わなければ広告枠がなくなってしまうことがよくあります。
結果的に、1番売れるイベント初日に広告を打つことができなかったり、実際にPDCAを回すために時間を奪われてしまうことに繋がりますのでその点を考慮して運用することをおすすめいたします。
これまでお伝えしてきたQoo10運用についてですが、いざ内製で対応しようとすると、相応の労力や組織体制の構築が必要なのも事実です。弊社ではこれまでの運用代行支援の経験から、Qoo10運用の強化に努めてまいりました。以下では、弊社のQoo10運用サポートについて一部紹介させていただきます。
Qoo10の広告運用はタイムセール枠の確保勝負のため、タイムセール枠が公開される特定時間に待機する必要があります。ですが、以前まではタイムセールで露出することで売上を立てることができていましたが、最近のメガ割では商品ごとに広告の相性が別れてきており、広告の組み合わせ次第で以前より売上が3倍違う効果も実証できています。
弊社運用サポート細かいクーポン施策、フォロワー施策を行うことで、ショップの売れ筋を作ることができます。
Qoo10運用に置いて他モール同様、レビュー数が購入率に大きく影響します。これまでのレビュー施策として、タイムセール広告を活用し商品ページの育成を行ってきましたが、最近では上記でも説明した通りタイムセールだけに頼った運用では、以前よりもレビュー獲得が難しくなってきております。なので、これまでの広告運用にプラスしてイベントの活用、割引の活用などを組み合わせてレビュー施策を行う必要があります。
これらの出店から運用までをサポートさせていただく中でショップの売れ筋を作成することを第一目標として運営サポートさせていただきます。
Qoo10担当者様とプロモーション枠の提案の交渉を行うことが必要です。
実際にプロモーション枠は数が限られているため、Qoo10内での実績が優先されます。
実績を作るための初期戦略の設計として、年間売上が7割を占めるメガ割、プロモーション獲得から逆算したショップの詳細設定や広告などを立案いたします。
Qoo10プロモーション参加をするにあたり、一定数規定があるのでその要素を初めから組み込むことで出店後に価格などのショップ設定を大幅に変更することを避けることができます。
chipperではプチプラコスメをメインとする事業者様からコンサル・運用代行のご依頼を受けた際に、出店初月から500万円以上の売上を獲得することができました。また、イベント期間中は1,000万円以上の売上獲得などの事例も少なくありません。
より詳細についてご相談がございましたら、お気軽にご相談ください。