本記事は、ただただ熱量で書きます。
あえて画像などは使いません。文章から熱量を感じ取って欲しいからです。
この考えの人がマジョリティである日本の風潮に、個人的にめちゃくちゃ危機感を感じています。
なぜ危機感を感じているかというと、現在及び未来の潮流を読んだ考え方になっていないからです。
これから先の時代は、個としての「圧倒的ビジネス力」が求められる時代になります。
(もう既にそうなっていますが)
ただし、大手企業も経験した自分だからこそ思うのが、大手企業で身につくのは「圧倒的ビジネス力」ではないと考えています。
本記事は、
1.なぜ大手企業で働くことで圧倒的ビジネス力はつかないのか?
2.「自分は才能がないから仕方ない」はなぜ起こるのか?
3.私の会社の想い
これらの3つの軸でお話させていただきます。
「圧倒的ビジネス力」という言葉を定義します。
異論ある人もいるでしょうが、本記事ではこれらの力を指します。
(あえて抽象度を上げた定義をします)
と定義します。
詳細に一個一個の解説はしませんが、会社に依存せずに多くの「ヒト・モノ・カネ」を動かすことができる人財こそが今後求められる人財ということです。
年功序列は今でも既に崩壊しつつありますが、今後10年以内に年功序列という考え方は、一部の時代に取り残された会社を除いて完全に存在しなくなる世界になります。
その世界では、これらの「圧倒的ビジネス力」を持っている人間を、外部から(もしくはフリーランスとして)高い給料を払って雇用をすることが標準となります。
会社に依存せずに食べていける人財が会社にコミットしてくれるということは、それは成長企業にとって事業スケールのための大きなエンパワーメントとなります。
こういった力の定義については、色々なところで色々な有識者の方が本やセミナーでご紹介しているので当然諸説ありますが、
本記事では、この力のある人財を「圧倒的ビジネス力がある人財」とします。
それは大手では「ビジネスの全てを知ることは難しい」ということと、「ビジネスの全てを知っている上司の下で直接学べることは極めて稀」という2点の理由です。
大手だと20代では下積み仕事をやらされることが多いのに対し、人材が限られるベンチャーでは新卒も最前線で実務を担うことが多いです。
下積みとして得ることができる経験自体は否定はしませんが、大手ではビジネスの重要な決断経験を積むことができません。
ビジネスは運動と同じです。自分に負荷をかけた分だけ筋肉痛となり、挫折を経験した数だけレジリエンスが効いて成長します。
そして自分にどれだけ負荷をかけられるかは「負荷をかけられる環境に身を投じること」と「絶対に喰らいつく気持ちの強さ」でしかありません。
私の経験則でしかありませんが、大手企業で育った人は、得てして決断経験とビジネスの全体像の把握が乏しい傾向があるため、
という人が多いです。(当然、全ての人がそうだと言っているわけではありません)
また、そういった環境で育った先輩社員や上司が20代を育てても、それ以上の人財は生まれません。
結果それは、日本全体のビジネス力平均値=国力を大きく下げることに繋がります。
だからこそ私は、20代はベンチャー企業で死ぬ気で働くことを推奨します。
20代で得た失敗経験・成功体験・人脈こそが人生を決めるからです。
「失敗経験」について補足しますと、30代になっても(たぶんいくつになっても)失敗はします。
ただ立場が大きくなると失敗した時の損失も大きくなり過ぎてしまうため、失敗を前提としたチャレンジはしづらくなります。
それが可能なのが20代です。失敗してもなんとかなります。本当に。
ここからめちゃくちゃ大事なことを言います。
人生において最も重要なのは、誰かに勝つことではなくて自分自身に負けないことです。
生きていれば何歳になっても挫折も敗北もあります。
でも敗北することを恐れないでください。恐れていいのは自分自身に負けることだけです。
ゲームは勝ったら経験値が入って、負けたらセーブ地点に戻されますが、人生は全然仕組みが違います。
負けた時にでも前に進むしか選択肢はありませんし、勝った時以上に負けた時にこそ経験値が入る仕組みになっています。
絶望しても挫折しても、それでもまだ戦わんとする人間にだけ、圧倒的ビジネス力=自分の夢を叶える力が宿ります。
これは、今の日本がそういう構造体となっているからです。
一つの花を大きく育てるより、芽から全員均一に育てることを良しとする教育構造になっています。
また、同様に小さい頃からニュースで不景気不景気と言われ続けてきた僕らの世代は、親からも安定した職業に就けという洗脳を受けながら生きてきた人が多いです。
就活時期にはリーマンショックがあり、なおさらその傾向は増したと思います。
これらの環境要因が「才能がないから仕方ない」という思い込みが発生してしまう大きな理由です。
でも、そもそも「才能」とはなんでしょう?
この問いに正解を答えられる人はこの世にいないと思います。
なぜなら才能なんて存在しないからです。
「才能」とは、自己の成長から逃げるために作った言い訳でしかありません。
ただ活躍している人を羨望の眼差しで見て、自分との格差を自分の中で理由付けしないと受け入れられないから「才能」という言葉を使っているだけです。
あなたが思う「活躍している人」を想像してみてください。
今あなたが思い浮かべた人は、単に生きる道筋を決めた時期が早かっただけです。
そして目指すべきゴールの視座の高さと努力の量が違うだけです。
これを読んでいる貴方に問います。
自分はスティーブ・ジョブズや孫正義のようにはなれないと思い込んでいませんか?
多くの人に馬鹿と思われるでしょうが、私は自分がなれないと微塵も思っていません。
10年社会人をした今でも、彼らを超えてやろうと本気で心の底から思っています。
できないと思った瞬間に絶対にできないですが、できると思っている限り可能性はあります。
そもそも、金メダルを取ろうと思わないで偶然取れちゃった、なんて人はこの世に存在しません。
必ず絶対に金メダルを取ろうと思って、そこに対して人生を懸けて死ぬ想いでの努力をして、夢を叶えています。
ここからめちゃくちゃ大事なことを言います。
「才能」が存在しないのと同時に、この世に「失敗」なんてものも存在しません。
これには2つの意味があり「失敗は全て成功をするための準備でしかない」ということと
「息絶えるその瞬間まで諦めない限り、それは失敗ではない」ということです。
失敗に見えることの全ては、途中でできない理由を盾にして挑戦を諦めているだけです。それが失敗したように見えるだけです。
この記事は20代向けに書いていますが、30歳になろうが60歳になろうが、いつでも挑戦すると心の底から決めた瞬間こそがスタート地点で、「自分にはできない」と諦めた瞬間だけが失敗と言える唯一の瞬間です。
これらの想いから、私の会社では、下記の3つを目標にしています。
そのために今は、D2C創出支援・新規事業創出運営支援というビジネスの上流から下流まで全てまかなえるプランニングサービスをメイン事業としています。
新卒社員も4月から入社してもらっていますが、早速最前線で提案をしてもらいながら、圧倒的な決断経験を積ませています。
各々に、新規事業を責任者として任せています。
結果、まだ2ヶ月ではありますが、客観的に見てもそこら辺のどの新卒を連れてきても見劣りしないような人財に成長してくれたと思っています。
さて、そんなchipperでは新卒2期生を募集しています。
これこそが本記事の目的なのですが、そのためになぜここまで長い文章を書いたかというと、この記事を読んで熱い気持ちにならない人はchipperには合わないと思うからです。
これを読んで「馬鹿じゃね?」「大手に入れない人の言い訳?」と斜に構えて思う方は、大企業をお受けいただいた方が絶対に良いです。
そういう方は、ぜひとも「失敗」「才能」という言葉を盾にして「幻想の安定」に逃げてください。
大企業なら安定とまだ思っていますか? 大企業でもコロナの中で経営が担保できず、リストラをする企業が増えています。
大企業の安定性が崩壊している今、本当の意味での「圧倒的ビジネス力」を身につけたい方だけ、chipperへのご応募を心からお待ちしております。