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ー伴走者としてchipperの目指す世界を共に創りあげていくー

2022/04/12

株式会社chipper CFO                                                            種市 亮

楽天キャピタルの立ち上げや独立系ベンチャーキャピタルであるインキュベイトファンドでの経験を経て、2021年6月にシードステージのスタートアップ企業を支援するゼロイチキャピタルを設立し代表に就任。2022年に株式会社chipperに出資し、同時にCFOへも就任。

 

これまでの経歴を教えてください

2011年10月に楽天へ入社し、楽天市場事業部でECコンサルタントとして名古屋支社で働いていました。1年目から順調に結果を出すこともできていたのですが、2年目に入ったタイミングで行き詰まりました。会社から課されたKPIを追わないといけない一方で、クライアントの事業成長を考えるとKPIを追い求めるだけではクライアントの課題解決にならないと思い、KPI達成と事業成長を実現する最適解を導き出すことに苦戦したことが理由です。

結果的には、どちらか一方に偏ることなく両方に向き合い続けたことで、自分なりに最適解を見つけることができ、KPI達成とクライアントの事業成長のどちらも達成することができました。クライアントと伴走しながら事業成長をサポートできる。経営者と一緒に成功を分かち合えることも、やりがいとして感じるようになってきました。

また同じタイミングで、育成担当も任せてもらえるようになり、自分が関わった後輩が成長していくことで育成に関わるやりがいも見出せるようになってきて、仕事が楽しくなってきたタイミングでもあります。

それが2年目から3年目にかけてだったのですが、この時に自分の仕事がクライアントに繋がっていくこと、後輩育成を通じて自分と同じようなジレンマを抱えないように人を育てること、つまり「誰かの為に尽くすこと」に対して自分はやりがいを感じるんだと気づきました。

この時に伴走者として仕事をするやりがいを感じた原体験があったんですね。その後どういった経緯で楽天キャピタルに進まれたんですか?

4年目に差し掛かるタイミングで、社内の人事異動で楽天キャピタルというコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の立ち上げメンバーに選んで頂きました。

とは言えファイナンスの経験が全くない中だったので、ファイナンスの勉強やスタートアップについて1年間必死に勉強をし、実務を行いながら投資先を選定し、実際に投資をしていくまでの一連の流れも学ぶことができ、楽天キャピタル時代では2社出資させて頂きました。

出資した内の1社は、ECコンサルタント時代のクライアントで、出資決定となってからの半年間はクライアント先へ常駐し、ハンズオンで事業成長を伴走してきました。

ベンチャーキャピタリストとして、同じクライアントに携わってECコンサルタント時代との違いは、会社全体の成長に対して自分で手を動かして本当の意味での成長にサポートをすることができるということです。

ベンチャーキャピタリストの仕事は外部の人間として、クライアントに一番近いところで同じ利害関係を持って事業成長に向き合える。これはまさに伴走者の究極系だなと思いました。

それと同時に、「自分はベンチャーキャピタリストとして生きていこう」と決めた瞬間でもありました。

そこで生きていくと決められてからはどのようにキャリアアップされていかれたのですか?

まずは、自分でファンドを持ってやっていくことを最初の目標設定にしました。その為には、コーポレート系のベンチャーキャピタルではなく独立系のベンチャーキャピタルに転職して、キャピタリストとして経験を積もうと決めました。

そういった想いを持ちながら転職活動をしている中で、ある日インキュベイトファンドの村田さんに出会いました。村田さんとディスカッションしていく中で、村田さんは理想とするベンチャーキャピタリストの働き方をされていて、この人の下で働きたいなと思うようになりました。

具体的には、起業家と共同創業するような感じで、事業プランを一緒に考えて、その事業プランを実現する為に必要な役割を自分で考え、起業家と一緒に会社を創っていくということをやっていました。ベンチャーキャピタリストはここまでしていいんだ、ここまで伴走してできるんだ、ということが私にとっては衝撃的でした。楽天キャピタル時代は投資をした後は、データを活用してアドバイスをしていくことを中心にやってきたので、村田さんの仕事のやり方を知ると、ますます村田さんの元で働きたいという思いが強くなりました。結果的にご縁もありインキュベイトファンドで働けることになった時の嬉しさは今でも覚えています。

インキュベイトファンド時代のことについてもう少しお聞かせください

時間の使い方が全然違うなと感じました。既存のクライアントのサポートもですが、新規の起業家を探してくることもミッションとして任されていたので、そこの時間の使い方は個人の裁量に任せられており、自分で考えて行動するという癖がインキュベイトファンドで培われたと思います。

インキュベイトファンドでは3年で独立すると期限を決めて入ったので、3年経った時点で退職し、2ヶ月で独立の土台を整えて現職であるゼロイチキャピタルを創設しました。

 

chipperへ関わるようになった経緯について教えてください

CEOの十時がchipperの前身であるHAKAISHINでアート事業をしている時から相談は受けていました。そこからEC事業に舵を切った時も報告を受けており、私が得意としているEC領域で事業をやっていくことにとても興味を惹かれ一緒に何かできないかなとずっと考えていました。

また十時自身のことは楽天時代から知っており、クライアントの長期的な成長に向き合って本質的な提案をしていることも知っていたので、そんな十時がやるEC事業にワクワクしたのも覚えています。

EC事業でやっていくことの報告を受けてから少し経って、ちょうど昨年の夏頃に相談を受けたのですが、今のchipperのケイパビリティ(強み)があればもっとフィットする事業が他にあるんじゃないかとも考えるようになりました。

その理由に私自身これからのECの未来はどうなるかということをずっと考えているタイミングでもあり、市場としてもどんどん商品提供者が企業から個人に移り変わるのも感じていて、その中でも特に発信力のあるクリエイターが市場において優位性を持っていました。ただクリエイターはデータを分析して事業を創っていくことに長けている訳ではないので、クリエイターをサポートしてクリエイターと一緒に事業を創っていく事業は今後伸びていくだろうと確信していました。

それが今まさにchipperでやろうとしているP2C事業ですね

実はP2Cは他の起業家にもずっと提案していたんですよ。同じく十時にも提案したときに、クリエイターと事業を共創する事例を作ろうとしていたタイミングでもあって。chipperのケイパビリティ的にも実現できると思うと十時も言ってくれて、そこから数ヶ月話し合いを重ねて投資をさせてもらうことになりました。

実際私が投資を決断した理由に、他のECコンサルタント企業や戦略コンサルタント企業は、戦略を立てるところまでしかやらなかったり、実際に手を動かすのは他の代理店であったりするのに対して、chipperは事業策定から実務運用まで全てを担い、実際に地方の企業が世界で戦えるEC事業の創出を実現できていたからです。

ですので、chipperであれば同じようにP2Cでもクリエイターの伴走者になり得ると思っていて、それが実現できる未来がリアルに感じられたことが私の中で大きかったです。

P2Cの未来はchipperが関わることでどのような変化をもたらしていくと感じられていますか?

前提としてD2C化というのは、まだまだマーケットフィットすると思っています。今でいうとクリエイターが、YouTubeなどのプラットフォームでファンの方に視聴してもらい、そこでの行動データを基にPDCAを回していくのが主流だと思うんですが、それをD2C化することで購買データをクリエイター自身が取得できることが凄く価値の高いものになると思います。

なぜかと言うと、これまでの視聴データや投げ銭のデータよりも購買データの価値が大きいからです。D2C化して購買データを得られるということは、本質的になぜブランドが受け入れられているのか、どういう人にどうやって受け入れられているのか、というデータが個人に帰属することになるので、そのデータを使ってクリエイター自身が時代に合わせて次の事業を作り続けていくことができるからです。

chipperはその事業共創の伴走者として、データで届けられた消費者の声を見て、事業策定から戦略設計、商品開発、販売など全てのフェーズに関わりながら中長期で事業成長させ続けることができます。

投資家目線から見たchipperの価値について教えてください

chipperは、メーカーや卸売業に対して次世代型トランスフォーメーションを実現でき、社会課題を解決していけるスタートアップとして世に注目され、成長していく会社になる可能性を秘めているということです。

どういうことかと言うと、昨今D2Cのプレイヤーはどんどん増えてきている中で、地方の中小メーカー、小売、卸は戦う余地がなくなってきていると思っています。一方で戦う余地がなくなってきているのは、今までと違った変化を起こしていないからであって、変化を起こしていくことで戦える余地はたくさんあると思っています。

例えば、スタートアップ企業がD2Cブランドを作るよりもメーカー企業がD2Cブランドを作る方が利益率が高いと思っていて、実際にモノを作るというケイパビリティを持っているからです。

chipperは、企業に変化を起こして世界で戦える余地を創っていっている企業なので、今いるメンバーに対しては「誰のどんな課題を解決しているのか」というのをもっと発信していきたいと思っているし発信するべきだと思っています。

chipperを一言で表すとどんな会社でしょうか?

「伴走者」だと思っています。

私自身、楽天時代のクライアント伴走におけるジレンマや尊さを理解したことも含め、どういう意味で真の伴走者になれるかを突き詰めてきました。chipperも同じように事業創造エージェンシーとして、真の伴走者たる為に事業をしていると感じていて、その事業が会社の成長にも繋げられている事が素晴らしいと思っています。

CFOとして関わっている中でchipperとして必要だと思っていることを教えてください

圧倒的に人的リソースが足りていない事だと思います。

chipperが目指している世界観や解決したい課題に共感してもらい、事業創造エージェンシーにおいてクライアントのCxOに近い関わり方をしていき、事業成長させていくという想いに共感をしてくれるメンバーをどんどん集めていかないといけないと思っています。

まだまだ世の中には、事業創造エージェンシーという形で成功している例は少ない中で、

chipperでは十時やCOOの西田がサポートしている会社で、実際に成功事例が出てきています。これを彼らだけで終わらすのではなくて、何十社、何百社とサポートしながら同じような再現性を実現していくということが必要となってきているので、圧倒的に人が必要だと思っています。

再現性を持って、既存メンバーや今後入ってくるメンバーに落とし込めるように型化していき、属人的ではなく全員が一定のクオリティが出せる。chipperに参画することで、単なるコンサルタントではなく事業創造パートナーになることができる組織になるというのが、今後のchipperの成長ストーリーでは重要になっていくのではと感じています。

事業創造エージェンシーになる為に今の組織に求められることは何でしょうか?

会社として急成長していく中で、メンバーの意識が十時や西田が目指している世界への共感をもっと強めていかないといけないと感じています。これは実は凄く意味があり、「価値があることを自分たちはやっているんだ」というのをメンバーにどう伝えていくかを経営陣やMgr陣がもっと考える必要があると思っています。

また目指している世界を常に見据えて、会社がどう変わっていくのか、道筋がどう変わっていくのかというのを私自身もメンバーに示していかないといけないと強く思っています。

これから選考を受けられる方にひとことお願いします

本質的な意味で「クライアントの伴走者」になれる為の環境は凄く整っていると思います。一方で受け身だけでは成長は難しいと思うので、主体的にその環境を求める人であれば成長を実感して頂けると思います。

目の前のKPIも大事ですが、それよりも中長期的にクライアントの成長にコミットしていけたり、本質的な問いや提案を投げ続けられる人がこれからのchipperには必要です。そうありたいと思うだけで、行動や吸収力は変わってくると思うので、まずは意思を持つことが大切だと思いますし、そんな意思を持った方と一緒に働けるのを楽しみにしています。


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